STRAMD OSAKA 2017 第5回講義レポート(2)

受講日
受講生
K.I(デザイナー)
STRAMD OSAKA 2017 第5回講義(2)

デザインというと、目的のための一手段または、デザインだけで全て良くなるというイメージを持たれている方がかなり多いと思う。私も、WEBデザイナーという職種上デザインの可能性と限界を色々と感じておりました。

当初、インターネットが広まり始めた時代は、競合がいなかったため、ただ作るだけでも、多くの効果を得ることができた。
ただ、インターネットの広まるとともに競合相手が増え、ただデザインがカッコイイ!クライアントが望むデザインを反映しただけでは成果が得られなくなってきた。

ここから、マーケティングという考え方を改めて導入し、今あるものから、目標達成のため、ペルソナを立て、ターゲットの興味を引く導線を作るデザインへと変わっていった。

当初、成果もよかったが、こちらもだんだんと飽和し始めた。
Webデザイナーも、経営者も、今あるものだけでなく今あるもの+αを活用しながらどのように企業を経営していくか生き延びていくかという課題がでてきた。

制作過程で、いろいろな問題、例えば、会社内部での上と現場での意見の不一致で、せっかく作っても、社内での導線が切れてしまって活用されていない
またはそもそも考え方が違いすぎて完成しないということも多かった。
このようなこともあり、クライアントのお客様へ提供するデザインだけでなく、
クライアントの会社自体もデザインをする必要があるのでは?感じておりました。

だからこそ、今回のSTRAMDの考え方に大いに感銘をうけました。

最初に中西先生がおっしゃられた「STRAMDは第二の人生のロケット点火!」ということがだんだんと感じられるようになってきました。
自らの人生をデザイン。
企業のこれからをデザインする。
ということで、デザインは一手段で今現在を深堀していくだけではなくスタートからゴールまでを横断する思考を持ってデザインしなければならない!

青汁のケンプリアさんの例など色々と聞いていくうちに、生命の進化の過程ような凄さを感じました。
今ある生物も進化の繰り返しの末、絶滅せずに現在を生き延びてきている。花もただ美しいということだけでなく、蜂に受粉してもらうためというすごくコンセプトがはっきりしている。

“常なる蘇業=生命の進化”

まずは企業のデザインの前に、自分自身、これからを生きていくにあたって、未来に自分をまずビジョン化し、そうなるために、俯瞰逆算でどのタイミングで何をしなければならないのかを洗い出し実践していかなければならない!と改めて思うようになりました。
以上でございます。